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株主・投資家の皆様へ

CREAL

当社は、2022年4月に東京証券取引所グロース市場に上場させていただきました。
平素より皆様から格別のご理解そしてご支援を賜り、厚く御礼申しあげます。

不動産投資を変え、社会を変える

当社ミッション

あらゆる資産運用の手段の中でも、不動産投資は他の上場金融商品と比較して、金融市場の影響を受けにくく、価値が相対的に安定した、資産運用に欠かせない重要な商品のひとつにもかかわらず、不動産投資への機会は一部の富裕層や機関投資家に限定され、また管理手法や業務プロセスには大きな変革の余地がある状況です。
当社は不動産投資が抱える課題をITの活用により効率化し、また多くの個人へ不動産投資の門戸を開放することにより「不動産投資を変え」、誰もが⼿軽に安定的かつ安心して不動産投資による資産運用を実現することで「社会を変える」ことを目指しております。

当社ミッション

オンライン不動産投資市場の成長

「CREAL」はマーケットリーダーとして市場の拡大をけん引

当社が運営する、不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」は、クラウドファンディングを活用することによりこれまで多額の資金や借入、時間と手間が必要であった不動産投資を一口1万円からオンラインで誰もが気軽に始められる新しい資産運用サービスとなります。「資産運用」と「ITの活用」という二つの領域が重なる新しい分野はまさに成長市場であり、市場のポテンシャルは高く、当社の不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」には大きな可能性があると考えております。

マーケットのポテンシャル

不動産テック市場はまだ始まったばかり

約270兆円の巨大市場がターゲット

我々が見ている市場、それは不動産×ITの世界に留まらずもっと広く、資産運用×ITの領域です。つまり、フィンテック市場となります。フィンテック市場におけるパイオニアは何といってもネット証券会社です。日本の株式市場は約700兆円ともいわれる巨大なマーケットでありますが、彼らが始めたオンライン株式トレード、これはフィンテックの走りというべきものです。このイノベーションのお陰でいまや株式トレードの約50%がオンラインによるネット売買※1という状況になっております。そしてネットで気軽に株式トレードができるようになった結果、実に日本人の約19%の方が株式トレードの経験がある※2とも言われております。

そして、日本の不動産投資市場も約270兆円※3と推計される非常に広大なマーケットです。一方で、不動産投資におけるDX(不動産テック)は株式投資と比較してまだまだ浸透しておらず始まったばかりです。そのため、オフライン、つまり対面取引が中心となる不動産投資は、日本の全世帯のうちわずか2.6%程度しか経験が無い※4という状況です。今後、当社のオンライン不動産投資マーケット「CREAL」のような、ネットで小額から手軽に不動産へ投資ができるサービスの出現により、株式投資と同じような手軽さで不動産へ投資ができることになり、多くの方がネットで気軽に不動産のトレードを始める世界がやってくると我々は確信しております。不動産テックのリーディングカンパニーである当社がそんな社会を実現致します。

  • (※1) 月末時価総額(2023年2月), 日本取引所グループ
  • (※2) 証券投資に関する全国調査(調査結果概要) (2021年), 日本証券業協会
  • (※3) わが国の不動産投資市場規模(2022年), ニッセイ基礎研究所
  • (※4) 平成 30 年住宅・土地統計調査(2019年), 総務省
市場規模

ESG不動産投資への取組

「CREAL」は経済的リターンと社会的リターンの両立を目指す資産運用プラットフォーム

「CREAL」はサービス開始以来、社会的に資金を必要としているが十分に流れていないESG不動産※1領域へ注力してまいりました。投資規模が小さいため世の中に必要な不動産であるのにもかかわらず機関投資家等からの投資がされにくかった保育園、学校、地方創生関連等のESG不動産のアセットに対して、クラウドファンディングにより個人投資家からの投資資金を送る導管としての役割を果たし、社会性と投資商品性の両立を図ることを目指しております。「CREAL」のESG不動産への投資実績は実に50億円※2を超えております。「CREAL」は、機関投資家では規模の問題や投資対象としてトラックレコードが少ないという問題から投資が進んでいなかったESG不動産への投資の促進を図り、経済的リターンと社会的リターンの両立を目指す資産運用プラットフォームです。

  • (※1) 「ESG不動産」は、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮した投資対象となる不動産
  • (※2) サービスローンチから2023年3月末におけるCREALにてESG不動産投資のため投資家から調達した金額の合計

最後に

資産運用の代表的なサービスとしての地位を確立

不動産投資は、ミドルリスク・ミドルリターンのバランスの取れた優れた安定的な投資商品です。当社は、この不動産投資のもつ安定性、特長をITの力で最大限に引き出し、誰もが手軽に資産運用を開始できるサービスを推進しております。

当社の存在意義、市場におけるユニークさは、あらゆるレイヤーの投資家様、顧客層を対象に、あらゆるタイプの資産運用商品をITを用いて効率的に運営していくところにあります。

そして、将来的には、不動産に限られないあらゆるオルタナティブアセットを徐々に資産運用の対象に加えていき、「CREAL」を日本を代表する資産運用サービスにまで成長したいと考えております。クリアル株式会社が生み出す新たな資産運用の価値にご期待ください。

株主・投資家の皆様におかれましては、今後とも一層のご指導、ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

ビジョン

クリアル株式会社 代表取締役社長
横田 大造